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●「キャリア・エンジェル」とは

「キャリア」という言葉が流行っていますが、この言葉にはいろいろな意味で使われています。かつてはキャリアという言葉は学歴・資格試験の合格結果をさしていたこともありましたが、やがて企業内で多くの部署を経験することをさすようになり、今では複数の企業・業界における職務経験という意味も加わってきました。更には人の人生そのものを指して使われることもあります。

社会の公器が、国家主導型(公務員)の時代から民間(企業)主導型へ移り、そしていま日本市場に積極的に進出してくる外資系企業。つまり「キャリア」という言葉の意味の変化は、国家体制の変化であり、企業の経営形態の変化であり、そして日本人の働き方の変化ということができるでしょう。これまで高度成長期の年功序列・終身雇用の時代からバブル期を経て、いまいちばん求められているのは、日本人の働くことへの意識の変化のようです。

そして今、IT産業を中心とした第三次ベンチャー・ブームによる「企業家精神」というものが、「キャリア」という言葉にまたひとつ新たな意味を加えようとしています。2000年中小企業白書において、初めて「SOHO」「創業環境」という言葉が登場しました。これからの「キャリア」という言葉は、サラリーマンの専売特許ではなくなりつつあります。

こういった時代の変化に敏感に対応し、新たなキャリア展開をしようとしている人たちが増えてきています。ある人は戦略的に、ある人は無意識に。そういった人たちの行動は、キャリア形成を真剣に考えている方にとって、大きなヒントになるでしょう。そんな人たちをここでは「キャリア・エンジェル」と呼びたいと思います。

「エンジェル」というのは経営学的にはベンチャー企業に対する個人投資家を指しますが、天使の世界には階層があり(天使も成果主義?)、いろいろな役割を担っているようです。資金を提供してくれる天使も居れば、人生の方向性を暗示してくれる天使が居ても良いでしょう。このサイトが、キャリアを模索している方のヒントの場になればと願っています。

というわけで、このサイトはキャリア開発を真剣に考える方と、そのキャリア支援をされる方(キャリア・カウンセリング、コーチング、コンサルティング)を支援するサイト、になればと思っています。

 
 
 ●webmaster鈴木美伸プロフィール:email:ysuzuki@stage41.com
東京エレクトロン株式会社にてセールス・エンジニアを経験後、能力開発担当になる。日本生産性本部(現・社会経済生産性本部)組織革新コースにて間接部門の効率化について研究。人事部に異動後、採用業務を担当。理工系新卒の採用、留学生採用に注力し、インターネットに対応した採用手法の開発に取り組む。同社を退社後、フリーランスとしてコンテンツ・ライターおよび採用コンサルティングの業務を開始。米国サイエント株式会社入社。リクルーティング・ディレクターとして日本法人の立ち上げに携わる。2002年5月、有限会社stage41を仲間と起業。GCDF(Global Career Development Facilitator)取得。
企業採用担当者のコミュニティ、Professional Recruiters clubを主催。